ESXiの導入手順の整理やパラメータの確認の時に、ESXiの上にさらにESXiを導入することがあります。検証たびに毎度調べていたので、必要箇所だけまとめて記載しました。
前提条件・環境
・1段目 ESXi 7.0.2 ※物理サーバ
・2段目 ESXi 7.0.2 ※1段目のゲストOS
・3段目 CentOS 8 ※2段目のゲストOS
問題.1 3段目のゲストOSが起動しない
仮想ゲストOSを起動すると下記メッセージが出力され起動しません。
原因は2段目のホストでVirtualization Technology (VT-X)が有効になっていないこと。2段目の仮想ゲストOS設定で[ハードウェア アシストによる仮想化をゲストOSに交換]を有効にすることで解決します。
※設定は1段目のESXi(物理)から実施します。
※設定するには2段目のESXi(仮想ゲストOS)の停止が必要です。
問題.2 3段目のゲストOSにネットワーク接続できない
1段目と同じNWから3段目の仮想ゲストOSへの接続ができず、また、3段目の仮想ゲストOSから1段目への接続もできません。もちろんyum,dnfなどのインターネットへの接続もできません。
(例)GWへの疎通
下記設定をすることで解決します。
①1段目のESXi設定でポートグループを新規追加し[無差別モード]と[偽装転送]を[承諾]にします。
※[仮想スイッチ]は疎通先と通信可能な物理LANが設定されているスイッチを選択してください。
②2段目の仮想ゲストOS設定で[ネットワークアダプタ]を先に追加したポートグループを設定します。
まとめ
これで一通りの検証はできるはずです。実際には共有ディスクを設けて、vCenterなども導入したりして検証をします。そこはまた追々備忘化したいと考えてます。